こんにちは!むくもこです。
オンラインのハンドメイドショップを運営しています。
自分のオンラインショップを立ち上げるには、
すでにあるサービスやプラットフォームを利用するのが簡単で
初心者にもおすすめな方法です。
有名なのは、①minne ②Creema ③BASE の3つ!
私も実際、上記3つのサービスを利用して3ショップ開設しています。
そして実際に使ってみて、3サービスのメリットデメリットがよくわかりました!
今日は、
「オンラインハンドメイドショップを立ち上げるならどれがいいの?」
という疑問にお答えします!
💻各サービスの概要
まずは各サービスについてそれぞれ簡単に特徴を説明します。
(※2025年7月時点の情報ベースでまとめています)
項目 | 🟧minne | 🟨Creema | 🟩BASE |
---|---|---|---|
対象 | ハンドメイド専門 | ハンドメイド専門 | ネットショップ全般(物販・デジタル商品なども可) |
初期費用・月額 | なし(有料プランあり) | なし(広告課金可能) | なし(有料プランあり) |
手数料(販売時) | 販売手数料:10.56%(税込) | 販売手数料:11%(税込) | 決済手数料:3.6%+40円+サービス利用料3%(実質6.6%〜) |
集客力 | 高い(アプリ&特集多め) | 高め(こだわり系のファンが多い) | 自力集客がメイン(SNSなどが必要) |
デザインの自由度 | 低め(テンプレ内で調整) | 低め | 高い(自分でカスタムできる) |
運営スタイル | モール型 | モール型 | 自分だけのネットショップ |
🟧minne(ミンネ)
【対象】
minne(ミンネ)はハンドメイド専門のマーケットプレイスです。
個人作家さん向けで、雑貨・アクセサリー・アート・服飾など幅広いジャンルが出品されています。
ユーザー層は20〜40代女性が多め。
【初期費用・月額】
minnePLUS会員っていう有料プランもあるけど、基本無料。
登録・出品・ショップ運営にお金はかからないから、初心者さんでも始めやすい!
【手数料】
販売手数料は、無料会員の場合は10.89%(税込)。
(minnePLUS会員の場合、10.56%(税込))
売れたときだけ手数料がかかる仕組みで、出品自体は無料です。
価格設定のときはちょっと余裕見ておくと◎。
【集客力】
高め!
minne自体にファンがついてて、アプリでの特集・ランキング・メールマガジン等、
自然とハンドメイド好きのお客さんの目に触れやすいです。
SNSを頑張らなくても最初からある程度見てもらえるのは魅力!
【デザイン自由度】
あまり自由ではない、と思います。
ショップページの見た目は基本的にテンプレに沿ったものになるから、
個性を出すのは写真やプロフィール、商品説明文で勝負!という感じ。
【運営スタイル】
モール型(=minneというショッピングモール内で出店するイメージ)です。
お客さんは「minneで探す」感覚で来てくれるから、検索や特集に載れば自然なアクセスも多い!
🟨Creema(クリーマ)
【対象】
こちらもminneと同じくハンドメイド専門で、作品ジャンルや作家さんのテイストは
minneよりも「大人っぽい」「上質」「こだわり強め」な雰囲気の人が多めでしょうか。
ファッションやアート好きな人もよく見ている印象です!
【手数料】
作品の売買成立時、商品金額の11%(税込)が手数料としてかかります。
minneよりほんのちょっと高めだけど、仕組みはほぼ同じ。
【初期費用・月額】
無料。出品も運営も、基本的にコストゼロで始められます。
その他、サイト内での広告出稿が有料で可能です。
【集客力】
やや高め!サイトには月間2,200万人のアクセスがあったとの記載も!
minneほどライトなユーザーは少ないですが、Creemaにはこだわり派のお客さんが多め!
作家同士の交流も活発で、リアルイベント(Creema Craft Partyなど)もやっているので、
活動を広げたい人にはそういう点でもいいかもしれません。
【デザイン自由度】
こちらもほぼminneと同じでテンプレート制です。
商品ページは落ち着いたデザインだけど、自由にカスタマイズする感じではありません。
【運営スタイル】
こちらもminneと同じモール型。
Creema全体の世界観やターゲットがやや「大人」寄りなので、
作品テイストによっては相性ばっちり!
🟩BASE(ベイス)
【対象】
BASEはハンドメイドに限らず、誰でも自分のネットショップを作れるサービス!
ブランド物販、デジタル商品、サービス系なども出せるし、カスタマイズ性の高さがウリ。
実店舗やSNSフォロワーが多い人がよく使っています。
【初期費用・月額】
無料プランあり(有料プランも選べる)
無料でも十分始められるけど、有料にすると独自ドメイン・広告非表示などが使えます。
【手数料】
他と比べるとちょっと複雑なのですが、
決済手数料:3.6% + 40円、サービス利用料:3%(=実質6.6% + 40円がかかる)
となっています。
商品価格が安いと手数料の割合がちょっと大きく感じるかも。
他にも、Pay IDアプリからの注文だとサービス利用料5.9%がかかったり、
決済方法がAmazon Pay、PayPalの場合、決済手数料に1%が加算されたりと
少々複雑なので、詳細はBASEのサイトで確認してみてください!
有料プランだと手数料が安くなりますよ!
【集客力】
自分で集客が必要!
BASEにはモールとは違い、一つのウェブサイトを作るイメージなので、
集客は自分でしなければなりません。
自分のSNSやブログからの流入させられるといいかも!
その代わり、世界観やブランド性を出したい人にはぴったりです!
【デザイン自由度】
めちゃくちゃ高いです!
テーマを選べば簡単にオシャレなショップが作れるし、
HTML/CSSを触れればもっと自由度高いデザインが可能。
ブランドっぽくしたい人にはとってもおすすめ!
【運営スタイル】
自分だけのネットショップ型。
minneやCreemaみたいに“モールの中の1店”ではなく、自分だけの店舗を作っていく感じ。
自由な分、やることも多い!
✍️それぞれ使ってみた感想
🧺売れた作品の傾向
- 🟧minne
比較的お手頃価格の作品が売れた傾向にあります。
プレゼントやちょっとした自分用に買う人が多いのか、
1,000円前後のアイテムに反応がよかった! - 🟨Creema
逆にCreemaでは、高額な受注制作タイプの作品が売れる傾向がありました。
オーダーやこだわり重視のお客様が多い印象で、時間と手間をかけた作品が
ちゃんと評価されやすかったです。 - 🟩BASE
BASEは…正直、集客に苦戦し、ほとんど売れませんでした💦
SNSで発信してもなかなかアクセスが伸びなくて、
フォロワーが多い人や広告を打っていないと安定した販売は難しそうです。
💸利益の出しやすさ
どのプラットフォームも、振込手数料や販売手数料がかかるから、
たくさん売れればその分利益になる…ってわけでもないと感じました。
特に振込手数料!
🟧minneは一律220円
🟨Creemaは合計金額が30,000円未満の場合は176円、30,000円以上の場合には275円
🟩BASEは250円
がそれぞれかかります。
たとえば、3作品が1つのプラットフォームで売れた場合と、
3作品が3つのプラットフォームで売れた場合とでは、
利益から引かれる振込手数料の割合が変わってくるわけです。
- 複数のサービスで売れたとしても、各所に手数料が重複して引かれちゃう
- 小さな売上だと、手元に残る金額は意外と少なく感じたことも
だから、「とりあえず全部のプラットフォームで販売しよう!」とするよりは、
自分に合ったプラットフォームを見極めてしぼって運営した方が効率が良いと感じます。
🚪集客のしやすさ
- 🟧minne🟨Creemaは、もともとのハンドメイド好きなユーザーが多いので、
プラットフォーム上での検索からの流入が一定数ありました!
ただ、ハンドメイドの作品がズラーっと並ぶ中で選ばれる必要があるので、
購入まで至るには作品のクオリティやオリジナリティが求められると思います。
それでも初心者でも見てもらいやすかったのはとってもありがたかった!✨ - 🟩BASEは、自分でブランドとして育てていく必要がある分、
ブログやSNSでの発信力がカギになってきます。
ハンドメイドショップの場合、作品を作る時間が最も重要だと思うのですが、
その他にブログで発信、インスタも投稿して…とやっていると、
時間がかなり必要です。笑
すでに一定数の固定ファンがいる人や、広告を外注する等しっかりとPRできる人には
ぴったりだと思います!
🐾複数ショップ運営の落とし穴も…
販売先が多いのって一見よさそうに見えるけど、
実際にやってみると大変なことも多いなと感じました。
特に負担だったのが、販売先が多いほど手間も倍増するということ。
たとえば…
- 出品作業 → 写真や説明文など、すべてのショップに個別対応する必要がある
- 長期休暇や急な予定でお休みしたいとき
→ 複数ショップすべてを一つずつ「休止設定」する手間 - ショップ数が増えるほど、メンテナンスや更新も手間が倍増する
このあたりを考えても、
「やみくもに全部やるより、自分に合ったところを絞って運営する」っていうスタイルが、
気持ち的にもラクだし、長く続けやすいな〜って思いました!
🐕体験談:わたしの場合
私は最初、BASE一本でショップを開設しました!
理由は、「自分のブランドをしっかり確立したかった」から。
BASEはデザインの自由度が高くて、ブログと同じような世界観で統一できるのが魅力だったし、
もともと使っていたInstagramとブログで集客を頑張ろう!と意気込んでました。
実際、BASEはブログとの相性もよくて、
ブログ記事内に作品のポップアップを表示させることもできて便利!
記事に作品を自然に載せられるから、書きやすさもありました。
でも…いざ始めてみると、制作の時間が全然取れない!!
- 制作
- 撮影
- 出品登録
- ブログ執筆
- SNS用の写真&動画編集
- インスタ投稿…
気づけば、PRや発信のほうにめちゃくちゃ時間を取られてて、
「これって本末転倒かも…?」って思いはじめたんです。
そこで、ハンドメイド作家さんたちが多く活用している、
minneとCreemaにも出品を開始。
そしたら、なんと…!
出品して数日で反応があり、すぐに作品が売れはじめました。
「さすがハンドメイドの王道プラットフォーム…!集客力が全然違う…!!」
と実感した瞬間です。
そこからは、売れている作家さんの写真や商品ページを研究して、
自分の作品の写真も撮り直したりして改善していきました✨
実際、写真を変えたことでアクセス数もグッと上がりました!
作品の撮影についてはこの記事に詳しく載せています👇
🧺わたしの結論は…
今は、自分には、minneとCreemaの2本立てで運営するのがベストかなと思ってます。
とはいえ、ブランド確立したくて、カスタマイズできるBASEのショップを作ったのに
クローズするのももったいない…
ということで!ブランドページをブログ内に作成しました☺️👇
BASEのショップに設けていたブランド紹介ページと、
これまでの作品集をまるっとここに作っちゃいました!
作品にはminneとCreemaのリンクも設けることで、購入動線も確保です!
このページが作れたのも、ブログを日々細々と運営してきて、知識が増えてきたから!
はじめからこのページは作れなかったと思う…何事も継続ですね。
✨まとめ
私は最終的に自分自身のショップは、
minneとCreemaの2本立てがベストだと思っています。
しかし、複数ショップを持つのは負担にもなるので、
まずはどちらか1つで経験を積んで、そこからもう1つに広げていく、
スモールスタートでもいいと思います!
もちろん、BASEも集客力や広告宣伝に注力できる人なら超おすすめです!
実際、私の場合はなかなかその時間が取れず苦戦しましたが、
私の友人はBASEでガッツリ収益を上げています💪
作品の雰囲気や自分のスタイルに合った場所を選んで、
無理なく続けられる形で始めるのがいちばん大事!ということですね☺️
最後にそれぞれの特徴をまとめてみましたので、
自分に合うサービス探しの参考になれば幸いです♪
🟧minneがおすすめな人
- お手頃価格のアイテムを販売したい
- はじめてのハンドメイド販売で、不安なくスタートしたい
- ユーザー数が多いプラットフォームで露出を増やしたい
→ minneは操作もシンプルで、初心者さん向けのサポートも充実してるから、
「まずはやってみる」にはぴったり!
🟨Creemaがおすすめな人
- 高単価の作品や、オーダー販売に力を入れたい
- デザイン性や独自性にこだわった作品を作っている
- ハンドメイド経験があって、作品の見せ方やブランディングも考えていきたい
→ Creemaは「作家性をしっかり見てくれる人」が多くて、
こだわりある作品が売れやすい印象!
🟩BASEがおすすめな人
- ブランドとしての世界観をしっかり表現したい
- SNSでの発信に力を入れていて、ある程度ファンやフォロワーがいる
- デザインやページ構成などを自由にカスタマイズしたい
→ BASEは「集客は自分で頑張る」必要がある分、自由度はピカイチ!
自分でブログやSNSを育てながら、ブランドとしての世界観をしっかり見せたい人にぴったり✨
おわりに
どの販売サイトにもメリット・デメリットはあるけれど、
まずは「自分に合うかどうか」を知るために一歩踏み出してみるのが大切だな〜と、
私は感じました🐾
ハンドメイド販売って、最初はわからないことも多いけど、
自分のペースで楽しめる場所がきっと見つかるはず。
この記事が、これから販売を始めるあなたの参考になったらうれしいです☺️